一時所得の例示と所得税の税率を考える
所得税は原則として個人の収入を10種類に分けて、それを合計して所得金額を算出します。
所得の種類は事業、不動産、山林、給与、配当、利子、譲渡、退職、一時、雑に分類されます。
このうち、所得の分類ができない所得が一時所得と雑所得です。
ここから医療費、社会保険、扶養の人数など申告者に合わせた所得控除を差し引き、税率を乗じて所得税を算出します。
一時所得は労力を使わず偶然に得た所得です。
例えばクイズに当選したと言った場合です。
その収入に直接係る出費を差し引き、50万円を差し引き、それを2分の1にした金額に課税されます。
雑所得は自分の労力によって得た副次的な所得で、収入を得るための出費を差し引いた金額に課税されます。
ですから、同じ収入でも一時所得と雑所得では計算方法が違いますので、いずれの所得かを税理士などの専門家に相談するのが良いでしょう。