大原孝治氏が経営者として大切にしているのは、お客様目線に立つことです。経営者は自社の店舗を見るときに、まず自分たちが経営する店舗の状態を見るところから始めてしまいがちです。しかし、大原孝治氏が最初に見るのはお客様です。お客様の目線に立って自分たちが運営する店舗を見ることにより、魅力的な点も欠点も同時に見えてきます。また、お客様が今欲しているものも自然とイメージできますから、それを店舗に取り入れればお客様のニーズと噛み合うので、結果的に売上アップに繋げることができるでしょう。

目線を転換して相手側に立つというのは、店舗運営にのみ活かせるのではありません。普段の生活でも自分が喋りたいことをただ喋るだけではなく、相手が何を聞きたいのか考えることを大切にすると、相手のことを考えられるようになり、それに合わせて話題を振ることもできるでしょう。こうして円滑なコミュニケーションを他人と取れるようになれば、普段の生活だけではなくビジネスの場にも活かすことが可能です。ビジネスの場で取引先や顧客が何を言いたいのか、何を聞きたいのかを考えられるようになれば、信頼を勝ち取ることも不可能ではありません。コミュニケーションや話し方の意識を変えるだけで、プライベートでもビジネスでも良い効果を得られるでしょう。トップ経営者である大原孝治氏の考え方は一般庶民には関係ないと思いがちですが、実際には非常に参考になる手本を見せてくれています。